ごあいさつ

一般社団法人ネイバーズサポート推進協会 理事長 野村 歡
(元 国土交通省「ユニバーサルデザインの考え方に基づくバリアフリーのあり方を考える懇談会」座長)

理事長 野村 歡この度私たちは「心のバリアフリー」を推進するため、一般社団法人ネイバーズサポート推進協会を立ち上げました。

「ネイバーズサポート」という法人名には、「隣人」と「支え合い」という意味を込めました。「心のバリアフリー」は身近な問題であり、まさに隣人同士の当たり前のお付き合いとして、また行き交う人同士の自然な心配りとして発想していただきたいからです。

国内では、国土交通省が「ユニバーサルデザイン政策大綱」の柱として、バリアフリーを環境面で総合的に実現すべく、それまでの2つの法律を統合して、平成18年12月20日から「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律(通称バリアフリー新法)」を施行しました。

この法律の中で、あらためてハード面の整備とソフト面の施策の充実が盛り込まれ、「心のバリアフリー」を深めていくことが国の責務と定められ、国民の責務としても位置づけられました。皆さんには、まず、バリアフリー化が、社会参画という、すべての人間に認められた権利を実現するためのものだということを理解していただきたいと思います。

さらに、「どこでも、だれでも、自由に、使いやすく」というユニバーサルデザインの視点と、高齢者や障害のある方が抱える困難を理解し、周囲の人が適切にサポートするという「心のバリアフリー」の視点からも、この問題をとらえていただきたいのです。

例えば、階段にスロープが併設されれば、車いすの人だけでなく、ベビーカーを利用する人も、重い荷物をキャリーで運ぶ人も楽になります。また、せっかくのスロープも、その方にとって自力で登りきるのがきつそうな場合には、周囲の人から適切なサポートが提供されることで、その困難さは一層解消されます。このように、みんなが幸せで便利に暮らせるユニバーサル社会の実現に向けて、「心のバリアフリー」活動の充実と促進を、皆さんと一緒に取り組んでいきたいと考えるのです。

国連では障害者権利条約が2008年に発効し、既に多くの国が批准しました。我が国でも国内の法整備を前提に批准への準備が進められています。そしてアメリカやEUでは、域内を運航する外国籍の航空会社にも、自国で制定している障害者差別禁止や障害者権利遵守、そして障害者接遇に関するルールの適用を始めました。

当協会は、移動や施設の利用に際し、様々な事情で困難さをかかえる高齢者や障害のある方への適切なサポートを、誰でもがいつでも提供できる社会の実現に向けて、より多くの仲間の協力を得て「心のバリアフリー」を広めていきたいと思っております。皆様のご参加をお待ちしております。

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